「？」

「何まぬけな声出してるのよ希実香」

「ほら希実香」

「あ、う……うん……くっ」

「ぐ、具合悪そうじゃないですか？　その娘……顔真っ赤ですよ」

「あ、これねー我慢大会してるのー」

「我慢大会？」

「そう、我慢大会してるのー」

「何の？」

「声で分からない？　こんな色っぽい声出してるんだぜ？　何我慢してるか分かるでしょ？」

「って……何？　も、もしかして？」

「あははははは、何想像してるんだよー。単にこいつ生理でお腹痛いんだよー」

「生理？」

「はははは……今クスリ飲むからさ、早く水持ってきてよ」

「あ、はい……」

「あ、あう……」

「ほら安心するのは早いよ……またあの店員が水持ってくるんだから、それまでに最後までやるんだよ」

「さ、最後までって……」

「そのままの意味だから、ハリーハリーっ」

「早くしないと何度も繰り返すよー。さっきだって全然怪しまれてたから、何度もやったらそのうちバレるんじゃない？」

「それってウチらもやばくない？」

「だから早く早くっ」

「あ、あう……」

「あと胸もこうやってさ……パンツとかずらせよ……マンコの絵撮らせろよ」

「あ……」

希実香は諦めたように股間にバイブを伝わせた。

「っっ〜」

ただ置いただけなのに、振動音にまぎれてクチュクチュと粘った音が聞こえてくる。

「なんだ、ちゃんともう濡れてるじゃない。その肩もみ器がそんなに気に入ったの？」

「ああっ……ふううぅ……そんな事……ないっ……ひんっ……」

気に入ったわけではないと思う……ただ普通にやらなければ許してもらえない。

その事を希実香は知っている……だからまじめに自慰をしているんだ……こんな場所で……。

希実香は手は股間だけでなく乳房にも伸び、コロコロと乳首をこね回し始めている。

片手は秘裂をクパッと押し開き、赤く充血した媚肉が顔を覗かせている。

早く終わらせるために必死だ……。

「うわぁ……希実香ってば……すごいオナニーするんだねぇ。　腰をそんなに突き出して……みんなによっぽど見せたかったのか？」

「やあっ……違っ……違うっ……あああああ！」

希実香の股間からは透明な汁が噴き出し、指を秘裂から抜き差しする度に飛沫が飛び散って床を濡らす。

床はいつしか希実香が放つ淫らな匂いで満たされていた。

「うわ……なんか他の連中がすげぇ見てる……まずくね？　なんかバレバレっぽくね？」

「な、なら……はぅぅうっ」

「だめー。早く終わらせてよ。別にあいつらから大事な場所が見えるわけじゃないんだからいいでしょ？」

「そ、そんなぁ……くっ、ふぁあっ」

「違うんだよ。ほら聡子見てみなよ」

「ん？」

「実はさ、何やってるか分かった連中はこっち見ないんだよ。逆に何やってるか分からない連中がじろじろ見てるんだよ。ほら見てごらん」

「……あ」

たしかに……気が付いてない人間はいかにも怪訝そうな顔で私達を見つめている……だけど、何が行われた分かった人間はこちらを直視する事が出来ない様だ……。

わざとらしく視線を外して、なんとなくこちらをうかがっているにすぎない。

「気が付いた人間は、そっちの浪人生風の男だけだよ。　他はウチらが何やってるのか分かってないって」

「本当だ……」

「だからさ、そういった意味でも早くイケよ希実香」

「っっ〜」

「って心配もないかな？　なんか希実香のここまで匂ってくる感じだよ。　店舗内全部にそのうちこの匂いが充満するんじゃねぇの？」

「ひぅううう！　やああ！　そんなの、そんなの嫌っ……そ、そういうだめ……」

「知らないよ。早くイってよ。そうじゃないとさ、あんたを裸のままここに置き去りにするよ。それがイヤなら早いところイってよ」

「はああっ……うぅうう……はぐっ、ひぃ」

めぐは携帯電話の時計を希実香に指し示した。

時間は、残酷なくらい的確に時を刻み続けている。

「もう一分たったよー。　そろそろ店員がきちゃうよー」

※サンプルシナリオは製品より一部抜粋編集してあります。ご了承下さい。