「でも、私はあなたの事を良く知ってましたよ」
「そ、そうなん?」
なぜこの人は私を知ってるのだろう……。
またいらない事して……知らない人に恨まれてるとかか?
「なんか私、またしでかしましたか?」
「なぜですか?」
「いや……だって私本人が記憶に薄い人間が、私の事を良く覚えているなんて……だいたい恨みごとじゃないかな?」
「私があなたに恨み? くすくす……ないですよ」
「そうですか……そりゃ良かった」
「私はあなたに悪い印象なんて持ってません」
「そりゃ……良かった」
「それどころか……」
「それどころか?」
「……」
「あ……空飛ぶ友愛内閣……」
「へ?」
「?!」
な、なに?
なにごと??
「力……わけておきます……あなたには……」
「力? な、なにそれ?」
と、というか……キスされたよ……。
あんまり知らない、隣のクラスの女子に……。
「これからすごい事が起きますからね……」
「す、すごい事??」
※サンプルシナリオは製品より一部抜粋編集してあります。ご了承下さい。 |